メキシコ就職したけど、単語がわからず困ってる方へ【スペイン語上級】

Vocabulary

★こちらの記事はこんな方にオススメ。

  • メキシコ就職に興味があり。現地で使われる単語の学習法が知りたい人
  • メキシコに就職したばかりで、現地の単語がわからず困っている人
  • スペイン語レベルが中級から上級(B2〜C1)の人

★こちらの記事でわかることはコチラ。

  • 役職が上の人や社外の人には、丁寧すぎる表現を使った方が無難
  • 会社によって使われる単語が違うので、入社後に頑張って覚えよう
  • フォーマルな表現を学ぶなら、DELE C1のテキストとニュースがオススメ

★ 記事を書いている人:Nobu(@Nobu_Spanish

こちらの記事では、メキシコのビジネスシーンを想定しています。他のスペイン語圏とは事情が違うと思いますので、ご注意ください。

目次

ビジネスシーンにふさわしいスペイン語を理解する【中級から上級へ】

ビジネスでは、その場にふさわしいスペイン語が必要

どんなスペイン語がビジネスで使われるのか?

ルイサ

ビジネススペイン語ってどんな感じ?

のぶしーと

仕事のメールはそこまで堅苦しくない表現。業務手順書や契約書はかなりフォーマルな表現って感じかな。状況によって求められる丁寧さ加減が変わるんだ。

「ビジネススペイン語」といっても、相手や状況によって使うべき表現は様々です。一つ、メキシコの特徴を挙げるなら「丁寧な言葉を必要以上に重ねる」ことでしょうか。

この点に関して、いろいろな地域のスペイン語話者と議論しましたが、概ねこの理解で一致しています。メキシコのビジネスシーンでは、丁寧すぎるくらいがちょうどいいと思っておきましょう。

具体例を出します。

スペインであれば、①の表現で十分丁寧な表現に聞こえます。Poderの過去未来形を使うことで、控えめなお願いになっています。ちなみに、これを婉曲表現といいます。

メキシコでは、②のパターンをよく聞きます。①が失礼に聞こえるというわけではありません。②の方がより丁寧に聞こえるから、好んで使われているだけです。

スペイン人に②のパターンを使うと「くどい」と思われる可能性大です。婉曲表現の上に“por favor”を重ねているので、そう感じるんですね。

メキシコの場合、迷ったらとりあえず丁寧な表現をくっつけるのが無難です。これは、次に説明する階級化社会の側面が大きく関係しています。

メキシコは階級化社会!目上の人には言葉を選ぼう【文化理解】

ルイサ

メキシコ人は陽気で大らか。肩書きなんて気にしないんだろうな〜

のぶしーと

実は、メキシコ人は肩書きに関してめっちゃ繊細なんだ。名前の代わりに、役職や学歴で人を呼ぶことも多いよ。

メキシコに来てびっくりしたことの一つが「メキシコって、めっちゃ縦社会じゃん!」ということ。

年功序列に代表される日本の縦社会にうんざりして海外移住してみたら、移住先も縦社会だったというわけです。

日本では「部長」や「社長」など役職名で呼ぶことはあっても、学歴で人を呼ぶことはないと思います。社内で「大卒」や「院卒」って呼び合うの変ですもん…

でも、メキシコは”Licenciado/da”などと呼ぶのが、非常に一般的です。正直、これはマネしてもしなくてもいいです。

大切なのは、肩書きをめっちゃ気にしているという部分です。「かしこまらなくていいよー」と言ってくれる場合もありますが、内心めっちゃ気にしているはずです。

少なくとも自分より役職が上の人や社外の人には、丁寧な表現を心がけておいた方が良いでしょう。

ビジネススペイン語を学ぶ方法と単語の増やし方【上級者向け】

使える単語量を増やすことで、その場に合った表現を選ぶことができるようになる

働いてみないとわからない部分も多い【メキシコ就職】

ルイサ

メキシコの会社で使われる単語が知りたいニャー

のぶしーと

会社によって使われる単語がかなり違うから、働き始めるまでわからないことが多いよ。言い換えると、入社後の学ぶ姿勢が大切ともいえるね。

「メキシコ就職前に単語の勉強がしたい」と思っていたら、すみません。各会社であまりにも使っている単語が違うので「●●を読んでおけば大丈夫!」的な答えはないです。

ただし、共通して使われるようなビジネスにふさわしい表現は独学可能です。それは次の段落以降に説明していきます。

話を戻して、使われる単語が各会社で違うってどういうこと?って思ったかもしれません。

具体例を出します。

  • A社では「型」のことを”Molde”と呼ぶ
  • B社では「型」のことを”Troquel”と呼ぶ

厳密にいえば二つの単語にはニュアンスの違いがありますが、混同して使われることもあります。

  • 樹脂形の成形型なら、”Molde”
  • プレスの金型なら、”Troquel”

実際はこのように分けると思いますが、混同して使う人も多いです。

どっちも覚えられる人はそれでOK。でも、覚えるべき単語って無限にあるので、細かい単語を覚えるよりも、よく使われる表現を覚えることに注力した方が良いと思います。

実際の現場でどんな専門用語が使われているかわからない以上、汎用性の高い表現を覚えましょう、ということです。

専門用語に関しては事前知識よりも、入社後の学習姿勢の方がずっと大切です。

単語学習はDELE対策テキストとニュースを使う【スペイン語学習法】

ルイサ

上級者向けの単語をどう学べばいいかわからない

のぶしーと

DELEのC1対策用テキストとニュースが教材としてオススメだよ

日本において、スペイン語の上級者向けの単語帳はほとんど売られていないと思います。あっても、使い勝手悪そう(偏見)

個人的には、DELE C1のテキストを使って単語量を増やすのがオススメです。

PREPARACIÓN AL DIPLOMA DE ESPAÑOL NIVEL C1

El Cronómetro Manual de Preparación del DELE Nivel C1

実際、私もメキシコで教材を探した挙句、DELEのテキストに行き着いて、これでもかってくらい使い倒しました。その結果がコチラ。

教材としてDELE C1テキストを使い倒した結果、余裕を持って合格。ビジネス表現も身につきました。

「DELEの勉強は実生活に役立たない」という人もいますが、的外れです。

DELE C1には、EL PAÍSの記事の抜粋や実際に行われたカンファレンスの一部音声などが出題されます。むしろ、フォーマルなスペイン語を学ぶにはもってこいの教材です。

※DELE C1のリスニングパートのTarea 4は、スペインで使われる口語表現がよく出題されます。ここは確かに実用性がないかもしれない。

たとえ、DELE自体に興味がなくても、DELEのテキストは便利なのでオススメします。

それ以外なら、YouTubeやPodcastが聴けるアプリでニュース番組を視聴するのがオススメです。

YouTubeなら、RTVE NoticiasやDW Españolあたりが良いかと。Podcastなら、ニュース系の番組を好みで選べばOK。私は、Cadena SERのHoy por Hoyが好きで、毎日聴いていました。

私はスペインのコンテンツが好きなので、そればかり視聴していました。それでもメキシコで働く上で特に支障はありませんでした。

フォーマルな表現はわりとどこでも通じます。スラングは地域差が大きく出ちゃいますけど。

まとめ

こちらの記事のまとめです。

  • 役職が上の人や社外の人には、丁寧すぎる表現を使った方が無難
  • 会社によって使われる単語が違うので、入社後に頑張って覚えよう
  • フォーマルな表現を学ぶなら、DELE C1のテキストとニュースがオススメ

今回は以上です。少しでも役に立ったら、YouTubeやTwitterにも遊びに来てもらえると嬉しいです。スペイン語学習に関する相談もお待ちしております。

スペイン語文法が学びたい方はYouTubeチャンネル登録をオススメします。テキストを見るより、動画の方が学習効率が高いですよ。

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